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2012年03月10日
元宇宙飛行士 秋山豊寛さんの怒り
おはようございます！本日よりほぼいつものテンションに戻ったオヤジです。昨日、ある雑誌で元宇宙飛行士の秋山さんの記事を見つけました。
秋山さんは、日本人初の宇宙飛行士として旧ソ連の「ソユーズ」で宇宙に行き、宇宙ステーション「ミール」で９日間を過ごした方です。１９９０年のことなのでわからない方も多いかと思いますが。
秋山さんはそれから５年後、宇宙飛行士を辞め、福島県滝根町に移住し、有機農法に従事していましたが、今回の原発事故で避難を余儀なくされました。
彼の住んでいる町は、福島第一原発から３２ｋｍだったため（３０ｋｍ以内が避難対象で保障がある）、いわゆる自主避難という形で放り出された原発難民なのです。
事故の前までは豊かな自然環境の中で有機農法を営み、まさに人生を謳歌できる素晴らしい土地だった。それが事故後一転、避難と放棄と離散の土地に変わり果ててしまったのです。
秋山さんの”怒り”は半端なものではなく、福島県民の本音を語っています。
「去年の一年間を表す言葉として”絆”がありますが、それって、元々は切っても切れない縁のことでしょう？お互いに求め合えば絆が生まれる、というようなものじゃないんです。たとえクソ親父でも親子の関係って切っても切れないから絆なんです。だから、あの言葉を流行させたのは、いろいろな人の苦しみを引き受ける気がないやつに違いないんですよ。」
「福島の立場から言わせてもらうなら、この一年間の言葉は”怒り”なんですよ。『俺達のふるさとをどうしてくれるんだ！』という怒り、切なさ。ほわほわとした”絆”って言葉で何とかできると思っているんだろうけど、”怒り”になると、もはや言葉の出る幕じゃなくて、行為しか残されていない。」
「この一年間はまさに、僕から百姓をを奪った連中に”一矢報いてやれ”という怨念が凝縮された時間でしたね。陰陽道の呪いのやり方を学んで、子々孫々七代まで祟ってやるつもりです。それほど悔しいですよ。」
「阿武隈の耕地は百年の単位で使い物にならないと僕は思う。”除染”だなんてかたちだけのことをやってるじゃないですか。”ふざけるな！”って。パフォーマンスだけで、除染と言う儀式をやっているだけにすぎない。」
秋山さんは、日本人初の宇宙飛行士として旧ソ連の「ソユーズ」で宇宙に行き、宇宙ステーション「ミール」で９日間を過ごした方です。１９９０年のことなのでわからない方も多いかと思いますが。
秋山さんはそれから５年後、宇宙飛行士を辞め、福島県滝根町に移住し、有機農法に従事していましたが、今回の原発事故で避難を余儀なくされました。
彼の住んでいる町は、福島第一原発から３２ｋｍだったため（３０ｋｍ以内が避難対象で保障がある）、いわゆる自主避難という形で放り出された原発難民なのです。
事故の前までは豊かな自然環境の中で有機農法を営み、まさに人生を謳歌できる素晴らしい土地だった。それが事故後一転、避難と放棄と離散の土地に変わり果ててしまったのです。
秋山さんの”怒り”は半端なものではなく、福島県民の本音を語っています。
「去年の一年間を表す言葉として”絆”がありますが、それって、元々は切っても切れない縁のことでしょう？お互いに求め合えば絆が生まれる、というようなものじゃないんです。たとえクソ親父でも親子の関係って切っても切れないから絆なんです。だから、あの言葉を流行させたのは、いろいろな人の苦しみを引き受ける気がないやつに違いないんですよ。」
「福島の立場から言わせてもらうなら、この一年間の言葉は”怒り”なんですよ。『俺達のふるさとをどうしてくれるんだ！』という怒り、切なさ。ほわほわとした”絆”って言葉で何とかできると思っているんだろうけど、”怒り”になると、もはや言葉の出る幕じゃなくて、行為しか残されていない。」
「この一年間はまさに、僕から百姓をを奪った連中に”一矢報いてやれ”という怨念が凝縮された時間でしたね。陰陽道の呪いのやり方を学んで、子々孫々七代まで祟ってやるつもりです。それほど悔しいですよ。」
「阿武隈の耕地は百年の単位で使い物にならないと僕は思う。”除染”だなんてかたちだけのことをやってるじゃないですか。”ふざけるな！”って。パフォーマンスだけで、除染と言う儀式をやっているだけにすぎない。」
Posted by 骨格調整ビーイング at 09:44│Comments(3)
│カテゴリー無し
この記事へのコメント
はいさい、今日(ちゅう)拝(うが)なびら。
秋山さんが、特に核心に触れているのが、
「絆」だと思います。
「絆」という言葉を流行らせようとする兆候があった時、
すでに言語に詳しい学者から、
同様の指摘がありました。
マスコミは、まったく耳を傾けようとしませんでした。
先祖から受け継がれてきた言葉を理解せず、
まったく大切にしなかったり、破壊する行為には、
文学の人間として、憤りを感じます。
「絆」＝「紲」ですが、
語源は色々とあり、頸綱・騎綱・繋綱
（くびつな・きづな・つなぎつな）の意味で、
動物を繋ぎ止める綱が元。
それがやがて、
家族や友人などといった、人と人とを、
離れがたくしている結びつきも、
表すようになった言葉です。
今度の原発事故によって、
住んでいらっしゃった方々は、
まさに、絆を、断ち切られているのです。
例えば、援助しようとする人がいたとして、
被災地の方々との結びつきは、
よいことではありますが、「絆」ではありません。
まったく誤用もいいところ、馬鹿丸出しです。
秋山さんが、特に核心に触れているのが、
「絆」だと思います。
「絆」という言葉を流行らせようとする兆候があった時、
すでに言語に詳しい学者から、
同様の指摘がありました。
マスコミは、まったく耳を傾けようとしませんでした。
先祖から受け継がれてきた言葉を理解せず、
まったく大切にしなかったり、破壊する行為には、
文学の人間として、憤りを感じます。
「絆」＝「紲」ですが、
語源は色々とあり、頸綱・騎綱・繋綱
（くびつな・きづな・つなぎつな）の意味で、
動物を繋ぎ止める綱が元。
それがやがて、
家族や友人などといった、人と人とを、
離れがたくしている結びつきも、
表すようになった言葉です。
今度の原発事故によって、
住んでいらっしゃった方々は、
まさに、絆を、断ち切られているのです。
例えば、援助しようとする人がいたとして、
被災地の方々との結びつきは、
よいことではありますが、「絆」ではありません。
まったく誤用もいいところ、馬鹿丸出しです。
Posted by 横浜のtoshi
at 2012年03月10日 11:20
at 2012年03月10日 11:20はいさい、今日(ちゅう)拝(うが)なびら。
秋山さんが、特に核心に触れているのが、
「絆」だと思います。
「絆」という言葉を流行らせようとする兆候があった時、
すでに言語に詳しい学者から、
同様の指摘がありました。
マスコミは、まったく耳を傾けようとしませんでした。
先祖から受け継がれてきた言葉を理解せず、
まったく大切にしなかったり、破壊する行為には、
文学の人間として、憤りを感じます。
「絆」＝「紲」ですが、
語源は色々とあり、頸綱・騎綱・繋綱
（くびつな・きづな・つなぎつな）の意味で、
動物を繋ぎ止める綱が元。
それがやがて、
家族や友人などといった、人と人とを、
離れがたくしている結びつきも、
表すようになった言葉です。
今度の原発事故によって、
住んでいらっしゃった方々は、
まさに、絆を、断ち切られているのです。
例えば、援助しようとする人がいたとして、
被災地の方々との結びつきは、
よいことではありますが、「絆」ではありません。
まったく誤用もいいところ、馬鹿丸出しです。
秋山さんが、特に核心に触れているのが、
「絆」だと思います。
「絆」という言葉を流行らせようとする兆候があった時、
すでに言語に詳しい学者から、
同様の指摘がありました。
マスコミは、まったく耳を傾けようとしませんでした。
先祖から受け継がれてきた言葉を理解せず、
まったく大切にしなかったり、破壊する行為には、
文学の人間として、憤りを感じます。
「絆」＝「紲」ですが、
語源は色々とあり、頸綱・騎綱・繋綱
（くびつな・きづな・つなぎつな）の意味で、
動物を繋ぎ止める綱が元。
それがやがて、
家族や友人などといった、人と人とを、
離れがたくしている結びつきも、
表すようになった言葉です。
今度の原発事故によって、
住んでいらっしゃった方々は、
まさに、絆を、断ち切られているのです。
例えば、援助しようとする人がいたとして、
被災地の方々との結びつきは、
よいことではありますが、「絆」ではありません。
まったく誤用もいいところ、馬鹿丸出しです。
Posted by 横浜のtoshi at 2012年03月10日 11:21
at 2012年03月10日 11:21toshi さん
言葉の持つ意味ってとても大切ですね。
物事をシビアに捉えず、表面だけを取り繕うとしている連中が生み出した言葉には虚しさだけが・・・・・・。
言葉の持つ意味ってとても大切ですね。
物事をシビアに捉えず、表面だけを取り繕うとしている連中が生み出した言葉には虚しさだけが・・・・・・。
Posted by 骨格調整ビーイング at 2012年03月12日 10:19
at 2012年03月12日 10:19
